取扱楽器のご紹介

箏

特徴

箏は、奈良時代に中国から伝わり、雅楽の伴奏楽器として始まりました。材料としては桐の木でつくられ、主に主旋律を担当する十三絃と低音・伴奏用の十七絃の二種類があります。絃は、以前は絹糸が主流でしたが、今日では強力テトロン製の17.5が普及し、弾き心地、音色、耐久性ともに十分なご評価をいただいております。
お爪は、主に象牙が音色、響きともよく使われていますが、お手頃なプラスチック製もご用意しております。その他、演奏に必要な付属品としては、箏柱、鳥居台又は立奏台、譜面台などがございます。また、調音には、便利なチューナーもございます。

飾りでわかるお箏の見分け方

お箏は木目の細かさにより音が変わり、粗いものはお稽古用、細かいものは舞台用と大別されます。木目が細かいものは素材が緻密で硬く、より深い音色を奏でることができます。一般に、ランクに応じて、ベタ巻・半上角巻・上角巻・玉縁巻といった飾りが施され、お稽古用のお箏にはベタ巻・半上角巻、舞台用のお箏には上角巻、玉縁巻が使われます。

種類

ベタ巻

ベタ巻

半上角巻

半上角巻

上角巻

上角巻

玉縁巻

玉縁巻

三味線

三味線

特徴

三味線は、室町時代に中国から伝わった三線が日本で改良され、三味線として誕生しました。長唄、小唄、地唄、民謡、常磐津、津軽、義太夫など、幅広いジャンルで使用されています。
棹材は、紅木、紫檀、花梨などが使われ、胴は花梨でできております。胴に張る皮には、舞台用は四つ皮(猫皮)、稽古用は犬皮が用いられてきましたが、近年ではカンガルー皮や人工皮も普及しております。
撥は、主に、舞台用は象牙やべっ甲、お稽古用はプラスチック製や木製がございます。その他、演奏に必要な付属品としては、ひざゴム、指掛け、糸、駒などがございます。また、調音には、便利なチューナーもございます。
なお、演奏される楽曲により、撥や駒の大きさ、糸の太さなどが異なりますので、お気軽にご相談ください。

三味線2尺6分の表現力

三味線は、基本的に、棹の長さが2尺6分(約62cm)で統一されています。
棹の太さや胴の大きさに応じて、細棹、中棹、太棹の3種類に大別され、細棹は長唄、中棹は小唄、地唄、民謡、常磐津など、太棹は津軽、義太夫に使われています。

種類

細棹

細棹

中棹

中棹

太棹

太棹

篠笛、尺八、龍笛・能管

篠笛
 尺八
  龍笛・能管

特徴

篠笛は、⽇本の伝統的な⽊管楽器で、古くから庶⺠に親しまれています。篠⽵から作られ、唄⼝と指⽳のシンプルな構造が特徴です。ドレミ調と祭り調の2種類を取り揃えております。また、篠笛袋は「自社企画」で製作しております。

尺⼋は、奈良時代に中国から伝わり、⽇本で独⾃の進化を遂げた⽊管楽器で、その特有の渋みと深みを持つ⾳⾊から、⽇本だけでなく、世界でも根強い⼈気を持つ楽器です。
当店では、主に合竹笛、木管笛、プラスチック笛等の手頃な価格の尺八を取り揃えております。

龍笛、能管はともに横笛の一種です。龍笛は主に雅楽で、能管は能楽や歌舞伎、お祭りなどで使われています。当店では、合竹笛、花梨笛、プラスチック笛等の、手頃で演奏しやすい商品を取り揃えています。

種類

尺八

尺八

篠笛

篠笛

龍笛・能管

龍笛・能管

篳篥

篳篥

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